新生活や楽器を再開したいなどで吹奏楽団を探す方も多いのではないかと思います。
今回は、そんな方のために「社会人・一般吹奏楽団の選び方」、「楽団を選ぶコツ」を大公開!
自分に合った楽団を見つけるために、見学時などに考えるべき5つのポイントをご紹介していきます。
【その1】活動拠点をチェック
継続的に活動するために重要なのが、主な練習場所。
一般の吹奏楽団は練習場所の確保に苦労することも多く、普段、どんな地域・場所で練習しているかは1つ大きなポイントとなります。
一般楽団の主な練習場所は、
- 自治体から提供される
- 企業・各種法人から提供される
- 学校などを借りる
- 毎回予約をして借りる
というケースが多く、活動のバックアップがある自治体やOB系の楽団以外は圧倒的に「毎回予約」のパターンに分類されます。
毎回の予約が悪いわけではなく、大事なのはその選択肢。
各団、大体の場所・選択肢は決まっているので、その場所が自分の生活に合うかどうか…は、判断基準の1つとして活用できると思います。
例えば東京都豊島区を拠点にしていた場合、豊島区のどこを使用しているのか、近隣の練馬区や板橋区、交通の選択肢が多い中野区、杉並区、あるいは埼玉県や千葉県などから通えるのか、なども参考になりますね。
【その2】選曲・活動内容をチェック
選曲や活動内容も判断基準の1つ。
吹奏楽団の数だけ考え方はあり、過去の演奏会曲目や各種本番の内容もぜひ見てみましょう。
もちろん、選曲だけでなく演奏内容も重要!
楽団によって得意分野・苦手分野があるのも事実ですから、そういった観点でも演奏を聴いたり、選曲傾向を見たりして判断するのがよいかと思います。
【その3】練習時間・頻度をチェック
社会人が多い吹奏楽団ですから、練習は土日に集中します。
その中で、午前・午後・夜と、どこを中心として活動しているかをしっかり確認しましょう。
また、一般吹奏楽団でも平日に活動しているバンドもあります。
特に演奏会やコンクールなど、本番前の練習頻度や曜日をチェックし、自分の生活に合った選択ができればよいと思います。
【その4】練習内容をチェック
どんな練習をしているかはもちろん、誰が練習を見ているかも意外と重要。
- 指揮者
- コーチ・トレーナー
- 団員
団によって比率は様々。
普段は団員のみで合奏をし何回かに1度指揮者が見るパターンもあれば、毎回指揮者がいるパターン、コーチなどの専門家を立てているパターンと多種多様です。
どれが良いというわけではなく、自分の考え方に合った方針をとっている吹奏楽団がおすすめです。
【その5】人をチェック
「人」といっても見るポイントはたくさん。
- 団員数
- 年齢層
- 練習の参加者
- 指揮者の人柄
- 団員間のコミュニケーション
- 練習に取り組む姿勢
などなど。自分もその中に入るかもしれない以上、「人」は特に重要です。
緩くやりたい人、しっかりやりたい人、楽団に求めるものは様々かと思いますので、あなたと同じベクトルを向いている人が多い方がより気持ちよく続けられることでしょう。
ただし、あまり構え過ぎても良い結果は生まれないもの。
既存メンバーとあなたはお互いが初対面ということを意識して、まずは広い心でゆったりと見てみるのがいいかもしれません。
【その他】信頼度・ポテンシャル
大きくは上記の5つですが、最後に1つだけ番外編。
それは、「過去の取り組み」と「未来の可能性」。
多くの楽団がある一方、何らかの事情で縮小・消滅してしまう楽団も少なからずあります。
楽団運営の安定感であったり、コンクールなどの結果ではない周りからの評価・評判、そして、今後の見通し(将来性)。
こういったところも少し意識してみると、また新しい角度で楽団を探せるかもしれません。
社会人・学生といったメンバーがいる中で、誰もが安心して吹奏楽を続けられるような環境を整えている(努力をしている)団と出会えることが、あなたの生活にきっと潤いを与えることと思います。
あとは行動のみ!
この記事が少しでも参考になっていれば幸いです。